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銀行預金は投資先として不向きなためすぐにやめよう

銀行預金は投資先として不向きなのですぐにやめよう

銀行預金は、今の低金利では投資先としては全く不向きです。

物価上昇によりお金の価値は徐々に減少するため、実際には「資産を減らしている」ことになります。

もし投資目的で銀行預金をしている方はすぐにやめて、株や投資信託、FXなどを始めるのが良いでしょう。

物価上昇と利回りの関係について以下に説明します。

投資先を考えるにあたってのヒントになるはずです。

銀行預金の金利では物価(物の値段)の上昇に追いつけない

まず前提として、物価(物の値段)は毎年少しずつ上昇するのが当たり前という認識が必要です。

物価の上昇率は、2018年は1%上昇、2019年は0.5%でした。

毎年物価が少しずつ値上がりしているという事実は、昔の物の値段を思い出せばわかりやすいと思います。

例えば、昔は100円で販売していた物が今は120円でなければ購入できないような場合です。

次に、銀行預金の金利を確認してみます(以下、令和2年1月27日時点)。

大手銀行の普通預金の金利は約0.001%程度、一年間の定期預金では約0.010%程度です。

利息が高いネット銀行の例として楽天銀行をあげると、普通預金の金利は0.02%、一年間の定期預金で0.03%です。

なお、マネーブリッジの設定をした場合の普通預金の優遇金利では0.1%です。

マネーブリッジとは

楽天銀行と楽天証券の口座間を連携させる仕組みのこと。

一部を抜粋すると、以下のようなメリットがある。


  • 楽天証券内で楽天銀行の預金残高が確認できる
  • 楽天証券で株式等の商品購入時に自動的に楽天銀行から入金される(入金の手間が省ける)
  • 予め設定した内容に従って自動的に出金される
  • ATM手数料無料回数が増える など

まとめると、「銀行預金の金利」は「物価上昇率」よりも低いため表面上のお金は増えても実質的なお金の価値は減っている、ということです。

100万円を一年間運用した場合の具体例

しっかり理解してもらうため、具体的な金額で考えてみます。

一年間の物価の上昇率を仮に1%とすると、一年後の100万円の価値は99万円になります。

大手銀行で100万円を一年間運用した場合の利息は以下になります。

大手銀行で100万円運用した場合の一年間の利息
  • 普通預金(金利0.001%)・・・利息10円
  • 定期預金(金利0.010%)・・・利息100円

※通常は利息からさらに20.315%の税金が引かれます。

次に、楽天銀行で100万円を一年間運用した場合の利息は以下になります。

楽天銀行で100万円運用した場合の一年間の利息
  • 普通預金(金利0.02%)・・・利息200円
  • 普通預金マネーブリッジ適用(金利0.10%)・・・利息1,000円
  • 定期預金(金利0.03%)・・・利息300円

※通常は利息からさらに20.315%の税金が引かれます。

金利が一番高い楽天銀行のマネーブリッジでも、一年間でわずか1,000円にしかなりません。

つまり、100万円を楽天銀行の普通預金(マネーブリッジ)に預けた場合、物価上昇率も含めて計算すると、実質的なお金の価値は99万1,000円(税引前)に減少します。

計算式

99万1,000円=99万円(物価上昇による下落)+1,000円(預金の利息)


※通常は預金の利息からも税金が引かれるため、本来手元に入る利息はさらに少なくなります。

これが低金利である銀行預金に預けた場合の現実です。

お金の価値が減少することに気づいていない人も多いと思います。

銀行の普通預金口座は待機資金先としてはかなり役に立つ

以上から、銀行預金は今の低金利では資産運用に向かないことが分かりました。

しかし、普通預金口座を「投資の待機資金先」として利用すればかなり優秀です。

普通預金口座のメリット
  • 株価や為替の影響を受けないため、株式や通貨を割安で購入できる
  • 証券口座等への資金移動がすぐに終わるため、購入のタイミングを逃さない
  • 銀行が倒産しても一定額内の預貯金は保証される(利息がつく普通預金口座では1,000万円まで)

まとめ

銀行預金はとても少ない利息ですが、少額でもお金をもらえるため得した気分になります。

しかし、物価の上昇を含めて考えると、銀行預金は金利が低すぎるため実質的にはお金の価値は下がっています。

低金利の銀行預金は資産運用には向きませんが、普通預金口座の場合は投資の待機資金先としては大変便利です。

資産運用でお金を増やすには、物価上昇率以上の利回りになる商品で運用することが大事です。

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