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スイングトレードに高金利通貨は向いているか

スイングトレードに高金利通貨は向いているか

今回は、スイングトレードに適した通貨を考えます。

FXの通貨数は株と比べると遥かに少ないです。

株の場合は数千の銘柄があります。

選びやすさはありますが、それでも値動きやスワップ、スプレッドなど通貨ごとに特徴があるので結構悩みます。

私は、ZAR/JPY(南アフリカランド円)でトレードすることが多いです。

言ってしまえば、結局はどの通貨を選ぶかは人それぞれでしょうが、もし迷っているなら私の考えを参考にして頂けたら嬉しく思います。

私がZAR/JPY(南アフリカランド円)を選択する理由

私のトレード方法はスイングトレードで、短い期間だと通貨を購入して3日ほどでポジションを決済し、長くても2~3ヶ月間ほどです。

私が買うことの多いZAR/JPY(南アフリカランド円)は高金利通貨と言われます。

「スワップが高い」というメリットがある一方で、「スプレッドの広さ(手数料が高い)」「長期間ではレートが下落傾向」「通貨量が少ないため不安定な値動きになりやすい」等のデメリットがあります。

3日程度で決済する場合は、まだスワップもほとんどありません。

スプレッドの狭い他の通貨のほうがお得です。

しかし、2~3ヶ月間で決済した場合はスワップが積み重なっており、スプレッド等の支払いコストを上回ります。

その差額が追加の利益となってお得です。

  • 【3日後決済】 「スワップ」-「スプレッド」= スプレッドが多い
  • 【2~3ヶ月後決済】 「スワップ」-「スプレッド」= スワップが多い

もしポジションが含み損で残念ながら数ヶ月の保有となった場合を考えると、スワップは大変ありがたく感じます。

積み重なったスワップがレート下落による含み損を超えるときが来るかもしれません。

含み損は気持ちが落ち込みます。

損切りをして出直せば良いと思われるかもしれませんが、損切りはメンタルのダメージが大きいです。

そんな時、少額だけども日々コツコツと溜まっていくスワップがあると私は安心できます。

私のポジジョン保有の平均日数を考えてみると、上記計算式で説明した「スワップが多い」結果になると思います。

そのため、スワップが多ければとてもありがたいです。

また、慣れている通貨のため値動きのわかりやすさも理由の一つです。

メリットとデメリットを考えた上で、今はZAR/JPY(南アフリカランド円)が私には適しています。

ただし、自己のトレード結果やパターンに適した通貨を選択したいと思っているため、今後選択する通貨が変わることは十分に有りえるでしょう。

選び方(1)スイングトレードの特徴を知る

通貨選択にあたって、まずは確認しておきたいスイングトレードの特徴をあげます。

  • ポジションを持つ期間が長め
  • スワップが日々積み重なるため合計スワップは多い
  • ポジションを決済するまでのレート変動幅が大きい
  • ロスカットを防ぐためレバレッジは低め

選び方(2)自己のトレードの特徴を知る

次は、自己のトレードやパターンについて考えてみます。

トレード経験が多い方は、過去に行った内容を振り返ります。

初心者や経験が少ない方は、よくわからないかもしれません。

今の段階ではいろいろなやり方を試しながら経験を積んで、その時々に考えていくのも良いでしょう。

【自己のトレードを知るためのヒント例】

  • 売買時の時間帯や曜日
  • 新規注文、決済注文の判断理由
  • ポジション保有から決済までの平均日数
  • 売買する通貨名
  • その通貨を選択した理由
  • 慣れている通貨
  • 取引回数(1ヶ月間の回数など)
  • 買いまたは売りのどちらのポジションが多いか
  • 損切りできずに塩漬けポジションになりやすいか

選び方(3)通貨の特徴を知る

最後に通貨の特徴を確認したいと思います。

ここでは一種類の通貨ごとに細かく説明するのではなく、通貨を比較するための参考となる項目を述べます。

【通貨を比較するときに考えたい項目例】

  • レートの変動幅(激しい、あまり動かない)
  • スワップ(高い、安い、マイナスになる)
  • スプレッド(広い、狭い)
  • メジャー通貨(USDなど取引量が多い)
  • マイナー通貨(ZARなど取引量が少ない)
  • 資源国通貨(AUDなど資源を持っている国)
  • 政策金利(高いと長期的にはレートは下落傾向)
  • 通貨国の情報入手難度(マイナー通貨は情報が得にくい)

購入する通貨を選ぶ

上記を確認したうえで、通貨を選んでいきます。

以下に選び方の例をあげます。

いくつかのパターンの組み合わせになるため、メリットとデメリットを考え優先度を決めて選ぶと良いです。

購入から決済までの平均期間が長い

「スワップ」と「スプレッド等の支払いコスト」の差額で判断します。

支払いコストが高くてもスワップが高ければ、そのうちスワップがコストを超えます。

コストが少し高くてもあまり気にせず、スワップの高さを優先します。

こちらの記事にて詳細に説明していますので、ご確認下さい。

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スワップよりもレートの変動(為替差益)で利益を得たい

スワップがあまり気にならない方。

スワップは、為替差益に比べれば少額なのは確かです。

スワップの優先度を低くして、スプレッドの狭い通貨を選ぶもの良いと思います。

慣れており値動きがわかりやすい通貨がある

今はその慣れている通貨を買い、より適していると思われる他の通貨に徐々に変更していくと良さそうです。

値動きが分かりやすいなら、スワップやスプレッドは気にせずにその通貨のままでも良いかもしれません。

自己資金が多い

自己資金があるならレバレッジを低くできます。

不安な状況が起きたときには、追加資金を口座に入金できます。

そのため、変動の激しいまたは不安定気味の通貨でも良いかもしれません。

逆に自己資金が少なくレバレッジが高くなるなら、スワップやスプレッド等よりも安定した通貨が良さそうです。

ロスカットや損切りに恐怖心がある

自己資金が減ることが苦手な方。

市場参加者の多いメジャー通貨や資源国通貨を選んで、できるだけ安定した通貨が良さそうです。

おわりに

スイングトレードを行う通貨を考えてみました。

私の選ぶZAR/JPY(南アフリカランド円)は、スワップは高いのですがデメリットも多くあります。

スプレッドはかなり広いです。

スワップが高いということは不安定であり、政策金利も高いことから中長期間では下落傾向とも言われます。

なので、「高金利通貨はやめよう」と勧める方もいるでしょう。

ただ、おそらくその人には合わなかったのでしょう。

それだけのことです。

私は慣れていますし、今の所はうまく儲けています。

ポジションを持つときは、下落傾向のリスクも検討したうえで購入します。

そもそも、スワップが高いと含み損でも気持ちに余裕ができます。

安心して生活できることは私には優先度が高いです。

何を優先するか、自分にあった通貨を見つけましょう。

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