株式投資で配当金生活を目指す

株で配当金生活できる?3000万円達成したのでシミュレーションしてみた

株で配当金生活できる?3000万円達成したのでシミュレーションしてみた

やっと投資資金3000万円達成!

3000万円はひとつの節目であり、これだけの資金があれば憧れの配当金生活ができそうな気もします。

気分はもう会社を辞めたい(笑)。

退職すれば取り返しがつかないので、試しに3000万円で配当金生活をシミュレーションしてみました。

もちろん家族構成や住所地等によって、必要な生活費は人それぞれ異なりますが、退職するタイミングのヒントなれば幸いです。

記事の最後には、3000万円で生活できるように、配当金を増やす方法なども記載しています。

なお、3000万円達成時の配当金ポートフォリオは、下記記事をご参照下さい。

配当金生活のシミュレーション前提条件は「地方都市で一人暮らし」

3000万円配当金生活をわかりやすくイメージできるように、シミュレーション前提条件は以下のように設定しました。

配当金生活のシミュレーション前提条件
  • 地方都市在住
  • 賃貸アパート生活
  • ひとり暮らし

家族構成などの条件が異なる方は、ご自身の状況に置き換えてみて下さい。

3000万円で利回り4%運用なら、配当金収入は年間120万円(税引前)

3000万円で配当金生活をシミュレーションします。

頑張れば達成できると思われるため、配当利回りは4%で運用します。

計算すると、年間配当金は120万円(税引前)になります。

3000万円を年間配当利回り4%で運用した場合

3000万円×0.04=120万円(税引前)

一般的には20.315%の税金がかかりますが、今回は退職後の配当金生活です。

会社員をしながら副収入として配当金を得た場合とは税率が異なります。

年間の収入が配当金120万円(税引前)だけなら、総合課税として確定申告することで、なんと7.2%の税金で済むかもしれません。

税金が20.315%から7.2%(所得税率+住民税率)と大幅減少です。

7.2%となる理由は、総合課税として確定申告すれば配当控除を受けられるためです。

大きな差になりますので、配当金の税金(確定申告)がよくわからない方は、以下の記事で確認しておくと良いです。

知っていると大きな節税ができますよ。

7.2%の税率で計算すると、税引き後の手取りは1,113,600円となります。

配当金120万円の手取り額計算(税率7.2%)

120万円×0.928=1,113,600円(税引後)

3000万円を利回り4%で運用すると、手取りは1,113,600円と分かりました。

一ヶ月あたりだと92,800円(税引後)の配当金です。

無駄遣いしなければ普通に生活できそうな気がします!

一ヶ月の生活費はいくら?(予想以上に高い)

感覚で言うと、一人暮らしなら8万円程度で生活できそうな気がします。

では一ヶ月の生活費(支出)を計算します。

前提条件は「地方都市で賃貸アパートにひとり暮らし」でした。

支出項目によっては金額がはっきりしないため、おおよその予想額です。

【退職後の一ヶ月の生活費(支出)】
金額
家賃40,000円
食費15,000円
水道光熱費10,000円
インターネット接続料4,130円
電話回線
(スマートフォン)
1,000円
医療保険
がん保険等
5,000円
国民年金保険料
(第1号被保険者)
約15,992円
(2年前納クレジットカード払い)
付加保険料※400円
国民健康保険料15,000円
バイク保険2,500円
その他雑費10,000円
合計119,022円

※付加保険料とは、国民年金保険料に任意で上乗せして支払える保険料。将来受け取る老齢基礎年金に加えて付加年金も受け取る事ができる。外部リンク 「日本年金機構 付加保険料の納付のご案内」

一ヶ月間の生活費は119,022円となりました。

家賃は40,000円としていますが、大都市と地方都市、田舎では雲泥の差があるため注意です。

光熱費は、プロパンガスだと逆に田舎のほうが高くなるでしょう。

食費も含めた他の項目は、大都市でも田舎でもそこまで大きな差はない気がします。

具体的に計算して分かりましたが、8万円程度で生活できるなんて考えが甘かったようです!

予想外なのは国民健康保険料の高さ。

こんなにかかるんですね・・・

残念!収支が赤字、配当金収入が足りない

既にお気づきでしょうが、一ヶ月の生活費が足りません。

収支が赤字です・・・

具体的に一ヶ月の収支を計算します。

配当金生活の一ヶ月の収支計算
  • 【収入】92,800円(税引後)
  • 【支出】119,022円

収支合計:-26,222円

差し引きすると26,222円の赤字でした!

3000万円では生活は厳しいようです。

だからといって、投資資金3000万円からの赤字補填は全く考えていません。

投資資金自体が減ってしまえば、毎年もらえる配当金が少なくなり、将来増々厳しくなるからです。

配当金のみで生活できるのが私の目指す配当金生活。

諦めない!3000万円で生活するための3つの方法

収支が赤字でも配当金生活は諦められません。

3000万円でもどうにか生活できる方法を考えてみました。

思いついたのは以下の3つの方法。

3000万円で生活する3つの方法
  1. 完全なリタイヤ生活はやめて、セミリタイア生活をする
  2. 毎月の生活費をさらに節約する
  3. 配当利回り4%よりもっと高い利回りの金融商品で運用する

順番に考えてみます。

【方法1】完全なリタイヤ生活はやめて、セミリタイア生活をする

仕事せずに生活したかったのですが、我慢して少し働くことにします。

いわゆるセミリタイア生活です。

週3日程度のアルバイトなら、すぐに収入を得ることができて簡単です。

社会常識やバイトをするスキルはあると思うので、退職後もどこかで雇われる自信はあります。

週3日、1日6時間勤務で時給1,000円の仕事なら、手取りで月6万円は稼げるでしょう。

でも、私はもう雇われたくないのでアルバイトは却下です。

おそらくアフィリエイトと物販をすると思います。

セミリタイア後にやりたい仕事
  • ブログアフィリエイト→月5,000円
  • 物販→月1万円程度?

やりたい仕事をあげてみたものの、難易度は高い気がしています(汗)。

ブログアフィリエイトは、今は月1,000円程度しか収入がありません。

物販はまだ始まってもいません。

ただ、退職すれば時間ができるため、今よりは稼げるだろうと思っています。

高望みした収入ですが、ブログアフィリエイトと物販で月15,000円と収入アップです。

ゆくゆくはブログアフィリエイトで月10万円超えを目指したいですね。

【方法2】毎月の生活費をさらに節約する

2つ目の方法。

お得意の節約で生活費を減らします。

支出項目を細かく見直し。

【退職後の一ヶ月の生活費(支出)】
見直し前見直し後
家賃40,000円実家に住む
⇒0円
食費15,000円節約に励む、野菜を育てる
⇒10,000円
水道光熱費10,000円エアコンを控える
⇒9,000円
インターネット接続料4,130円変更なし
電話回線
(スマートフォン)
1,000円変更なし
医療保険
がん保険等
5,000円変更なし
国民年金保険料
(第1号被保険者)
約15,992円
(2年前納クレジットカード払い)
変更なし
付加保険料※400円変更なし
国民健康保険料15,000円変更なし
バイク保険2,500円ロードバイクを利用
⇒0円
その他雑費10,000円変更なし
合計119,022円70,552円(節約後)

※付加保険料とは、国民年金保険料に任意で上乗せして支払える保険料。将来受け取る老齢基礎年金に加えて付加年金も受け取る事ができる。外部リンク 「日本年金機構 付加保険料の納付のご案内」

節約後の支出は70,552円となりました。

節約後の配当金生活の一ヶ月の収支計算
  • 【収入】92,800円(税引後)
  • 【支出】70,552円

収支合計:+22,248円

これなら生活できますね!

ただ、一人暮らしの方が気楽なので、実家にはあまり住みたくないのが正直な気持ち。

別途お金はかかりますが、数百万円で安い中古の一軒家を購入するのも良いかなと思っています。

もう一つの不安は、移動手段がロードバイク(スポーツ自転車)になってしまうこと。

地方都市なら、できれば自動車せめてバイクは欲しい。

また、国民年金保険料について、免除申請すれば保険料を節約できると思われる方もいるかもしれません。

たしかに、所得が低ければ保険料を抑えることができますが、大きなデメリットとして将来受け取る老齢基礎年金が減額となってしまいます。

配当金収入は将来に渡って100%確実とは言えないないため、年金も満額もらってリスク分散するのは必須と思っています。

死ぬまで一生受け取れる年金は大変心強いです。

外部リンク 「日本年金機構 国民年金保険料の免除制度・納付猶予制度」

【方法3】配当利回り4%よりもっと高い利回りの金融商品で運用する

収支が赤字なら、もらえる配当金を増やせば良いのです。

配当利回り4%超えを目指します。

【配当利回りと配当金の関係(3000万円で運用した場合)】
配当利回り配当金収入(税引前)
4%120万円
5%150万円
6%180万円
7%210万円
8%240万円
9%270万円
10%300万円

配当利回り1%増えるごとに、年間30万円も収入が増えます。

配当金生活の支出は119,022円でしたので、利回り6%を超えれば生活できそうです。

頑張れば利回り6%は実現可能と思いますが、どう思いますか?

配当利回り4%超えを目指す方法は?

日本株や米国株投資では、配当金利回り4%あたりが壁になってきます。

どうすればこの壁を超えられるのでしょうか?

配当利回り4%以上を目指す方法
  • 配当利回りが低い株を売却して高配当株と入れ替える
  • 株価下落時などの割安時に高配当となった株式を購入する
  • 増配株を保有して、時間はかかるが将来的に4%超えを目指す
  • 新興国株式やアジア株などの高配当株に投資する
  • 株式以外の他の金融商品にも幅広く投資する(リートやインフラ投資など)

日本株式と米国株式投資が一般的ですが、こだわりすぎる必要はないと思います。

配当金生活は生活ができる収入があればそれで達成です。

もちろん将来の減配リスクや株価下落などもしっかりと検討した上で、高い利回りの金融商品を探していきたいですね。

【まとめ】3000万円で株の配当金生活は厳しいけど、頑張ればなんとかなる金額

投資資金が3000万円貯まったので、今退職したらどのような生活になるかシミュレーションしてみました。

前提条件は「地方都市で賃貸アパートひとり暮らし」です。

配当金生活シミュレーション

投資資金3000万円を利回り4%で運用した場合


  • 一ヶ月の配当金収入は、税引き後92,800円
    (年間だと1,113,600円)
  • 一ヶ月の生活費は119,022円
  • 生活に不足する金額は26,222円!!

私の結論は、もう少し生活にゆとりがほしいので会社員を続けることにしました。

目標は投資資金4,000万円。

一ヶ月の手取りは約123,733円となる計算です。

また、配当金生活の事前準備として、「ブログアフィリエイトの収入をもっと増やす」「中古の家を購入する」「日本株、米国株にこだわらず高利回りの金融商品を探す」ことも実行していきます。

焦らず、一歩ずつ進みたいですね。

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