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FX ユーロ円(EUR/JPY)の特徴まとめ

ユーロ円(EUR/JPY)トレードにおすすめのFX口座
  • 「ユーロ円(EUR/JPY)の動きの特徴を知ってトレードを上達させたい」
  • 「デイトレードやスキャルピングなどの短期売買にあう通貨ペアを探している」

「ユーロ円(EUR/JPY)」の特徴について知りたいですか。

ユーロ円は日本人にとって人気通貨ペアの一つです。

当ページでは、「通貨ユーロの特徴」と「ユーロ円の値動きの特徴」について記載しています。

ユーロは世界中で使用されており通貨シェアが大きいため、ユーロやユーロ円について知っておくと、FXトレードではもちろんのこと、株式等の他の金融商品でもより上手にトレードできます。

わかりやすくまとめましたので、最後まで読んでスキルアップにつなげましょう!

ユーロ(EUR)の特徴

ユーロの特徴は、米ドルの次に影響力が強い通貨

「ユーロ(EUR)」は一つの国の通貨ではなく、欧州連合(EU)加盟国のうちの複数の国で共通して使用される統一通貨です。

ユーロを使用している国々をまとめて「ユーロ圏」「ユーロ加盟国」などと言います。

欧州連合の経済的な合理性を目的に1999年から導入され、現在は米ドルに次いで第2の基軸通貨となっています。

ユーロは複数の国で使用されるため使用者が多く、流通量は世界最高水準です。

通貨の管理は各国が行うのではなく、ヨーロッパ中央銀行(ECB)が中心となって行っています。

複数の国で使用され流通量も多いことから、一つの国の経済が悪くても他の複数の国でカバーできるため、安定した通貨と言えます。

一方で、為替レートの変動が発生したときに各国の事情に配慮した細かな金融対策ができず、また、金融対策実施までのスピードが遅くなるという悪い面も考えられます。

ユーロは世界2位の通貨シェアため、FXトレードに限らず基本的に特徴を知っておきたい通貨の一つです。

世界中で使用される通貨シェア・割合
  • 「ユーロ(EUR)」・・・第2位(16%)
世界中で使用される通貨シェア・割合
出典:国際決済銀行(BIS)2016年

ユーロの政策金利の推移

ユーロの価値に影響するものには、政策金利があります。

政策金利とは中央銀行が一般の銀行に貸し出す金利のことです。

一般的には、景気が悪いと政策金利は低く、景気が良いと景気の過熱感を抑えるために政策金利は高くなります。

現状よりも政策金利が上がれば通貨の価値も上昇し、逆に政策金利が下がれば通貨の価値は下落する傾向があります。

ユーロ圏(欧州)の政策金利の推移
(※外為どっとコム公式サイトより)

FXのユーロ円(EUR/JPY)の値動きの特徴

次に、FXの通貨ペアである「ユーロ円(EUR/JPY)」の値動きについてお話しします。

FXのユーロ円の特徴は、比較的安定した中程度の値動きをする通貨

ユーロは世界シェア第2位、日本円は世界シェア第3位であるため信用度が高い通貨です。

FXのスプレッドは狭いため取引コストが安く、ボラティリティ(レートの変動幅)はそれなりにあります。

そのため、スキャルピングやデイトレードなどの短期売買に向いている通貨ペアと言えるでしょう。

レート表示は「円」、スプレッド単位は「銭」のため日本人には簡単に理解できます。

ユーロ加盟国の経済ニュースや出来事などの情報は手に入りやすく、テレビでも見ることができるため、トレード判断はしやすい通貨です。

ユーロ円は世界中で取引されるシェアは低いのですが、FXでは日本人に好まれています。

以上のことから、FXトレードでは初心者から中級者向けの通貨ペアと言えるでしょう。

世界中で取引される通貨ペアのシェア・割合
  • 「ユーロ円(EUR/JPY)」・・・第11位(2%)
世界中で取引される通貨ペアのシェア・割合
出典:国際決済銀行(BIS)2016年

ユーロ円の過去チャート

2000年1月~2020年3月のユーロ円チャート(月足)です。

ユーロ円(EUR/JPY)の推移(2000年1月~2020年3月)
(※GMOクリック証券プラチナチャート+より)
ユーロ円(EUR/JPY)の特徴
(2000年1月~2020年3月)
最高値169.940(2008年7月)
最安値94.113(2012年07月)
値動きの特徴127円あたりを中心としたレンジ相場が続いている。

ユーロ圏の主要な経済指標

重要度
(最大★3つ)
経済指標内容
★★★消費者物価指数(HICP、速報値)ユーロ加盟国の消費物価指数をまとめたもの。速報値と改定値がある。速報値は、最終的に必要なデータはそろっていない仮の数値。世界でのユーロの影響力は強いため、世界経済の判断においても重要な指標となる。
★★★消費者物価指数(HICP、改定値)ユーロ加盟国の消費物価指数をまとめたもの。速報値と改定値がある。改定値は、速報値発表までに間に合わなかった各種データを追加した数値。世界でのユーロの影響力は強いため、世界経済の判断においても重要な指標となる。
★★★四半期域内総生産(GDP、速報値)ユーロ圏域内で生産されたモノやサービスの総額をあらわす指標。GDPの数値が上がると景気が良くなっていると判断される。
★★★欧州中央銀行(ECB)政策金利ユーロ圏の中央銀行である欧州中央銀行が行う政策金利の発表。政策金利が低いと景気が悪く、政策金利が高いと景気は良いと一般的に考えられる。
★★★欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見ECBの総裁による記者会見。サプライズな発表でレートが動くこともある。

(参考サイト:Yahoo!ファイナンス)

欧州連合(EU)の概要

欧州連合の全て加盟国がユーロを使っているわけではありません。

希望する国のみがユーロを使用しています。

内容
面積429万平方キロメートル(日本の約11倍)
人口5億1,246万人(日本の約4倍)(2017年)
加盟国28か国(平成30年11月):ベルギー、ブルガリア、チェコ、デンマーク、ドイツ、エストニア、アイルランド、ギリシャ、スペイン、フランス、クロアチア、イタリア、キプロス、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、ハンガリー、マルタ、オランダ、オーストリア、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロベニア、スロバキア、フィンランド、スウェーデン、英国(但し、英国については、2016年6月の国民投票の結果を受け、離脱に向けて交渉中)
GDP17兆3,254億ドル(2017年)
一人当たりGDP41,339ドル(2017年)
ユーロ通貨の使用国19か国:オーストリア、ベルギー、キプロス、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペイン、リトアニア、ラトビア

(参考サイト:外務省)

まとめ:FXのユーロ円は、スキャルピングやデイトレードに向く特徴がある

ユーロ円の特徴を要約すると以下の3つです。

ユーロ円(EUR/JPY)まとめ
  • 中程度の値動きとスプレッドの狭さから短期売買しやすい
  • 経済ニュース等の情報が手に入りやすくトレード判断しやすい
  • 世界シェア第2位のユーロと第3位の日本円の通貨ペアのため安定した値動き

米ドル円は値動きが小さいため利益が物足りないと感じる方は、ユーロ円を試してみると良いかもしれませんね。

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