FXトレードする前に、FX口座への入金が必要です。入金方法の一つである「クイック入金」は、FXには必須で大変便利だと思っています。
「クイック入金」のメリットを説明するとともに、FX口座に振り込む元になるお勧めの銀行もご紹介します。
「クイック入金」とは何?どんなメリットがある?
「クイック入金」とは、その名の通り「クイック(すぐに)」「入金できる」という意味で、即時入金とも言えます。
冒頭でお話ししたように、FXトレードをするためには事前にFX口座への入金が必要であり、入金した金額内でトレードを行います。
では、どのようにFX口座へ入金したら良いのでしょうか。
入金方法には、他の方法もありますが「通常の口座振り込み」「クイック入金」の2つの方法が一般的です。
「通常の口座振り込み」の説明
まず「通常の口座振り込み」とは、普段私達がよく知っている方法です。
物を購入したりサービスを利用したときなど、ATMで振込先口座を入力、又は銀行窓口で記入し指定した金額を振り込む方法です。
学生ならまだ振り込んだ経験がなくイメージできない方もいると思いますが、大多数の方は理解できると思います。
ただ、「通常の口座振り込み」には以下のデメリットがあります。
- 一般的に手数料がかかる
- 相手口座へ入金されるまでに時間がかかる
- TMや銀行窓口まで出かける手間がある
- 窓口の場合は夜間は利用できない
「クイック入金」の説明
もう一つの「クイック入金」とは、自宅のパソコンやタブレット、スマートフォン等を使ってインターネット上で銀行のホームページにログインしてFX口座へ即時に振込を行うことを言います。
大変うれしいことに、「通常の口座振り込み」にある上記デメリットがほぼありません。
- 一般的に手数料がかかる
⇒手数料無料 - 相手口座へ入金されるまで時間がかかる
⇒振込手続き後即時に入金される - ATMや銀行窓口まで出かける手間がある
⇒インターネットにつながるパソコン等あれば自宅でも可能 - 窓口の場合は夜間は利用できない
⇒ほぼ24時間可能
「クイック入金」は便利で手放せない
以上から、クイック入金の大きなメリットが分かったと思います。
FXは土日と平日早朝のメンテナンス時間はトレードができません。
逆に言えば、平日であればほぼ24時間トレードが可能ということです。
儲かるチャンスはいつ訪れるかわかりません。
儲かるチャンスが夜だった場合、銀行は閉まっています。ATMで振り込んだとしてもFX口座にはすぐに反映されず、数日かかることもあります。
おそらく売買するチャンスは既に無くなっているでしょう。しかも、わざわざ振込手数料を払うのももったいないです。
また、このような人もいるでしょう。
「インターネット上の銀行のため、銀行口座に不正アクセスされて口座内のお金を盗まれてしまうかもしれない」と。
その可能性はもちろんあります。
ただ、ネット銀行もいろいろな対策をしており、個人でも複雑で長いパスワード設定をしたりウイルスソフトを入れたり、銀行の推奨する設定をするなどセキュリティ対策を万全に行えば安全度は高まります。
私はクイック入金を使っています。
クイック入金に向いている銀行
銀行にもそれぞれ特徴があり、安心できる・使いやすい銀行が良いでしょう。
銀行選びのポイントは、以下の3つです。
- セキュリティが高い
- 多くのFX会社で利用できる
- 銀行から銀行への振り込み時(資金移動)には手数料が無料(回数制限はある)
以下に順番に説明します。
ポイント1.セキュリティが高い
一番重視しなければならないのは、「セキュリティの高さ」です。
不法アクセスを防がなければなりません。
銀行ホームページへの「ログイン時」と、ログイン後の画面にて操作する「振り込み時」にセキュリティ方法の違いがあります。
以下に一部ご紹介します。
複数組み合わせることで高いセキュリティ対策が可能です。
- 指定したパソコン・タブレット・スマートフォン等からのみ振り込み可
- IPアドレス制限
- メール認証を利用したワンタイム認証
- アプリ認証を利用した2段階承認
- セキュリティカード認証
- パスワードを表示する端末の利用
指定したパソコン・タブレット・スマートフォン等のみログイン可能
銀行口座へのログインに使うパソコン・タブレット・スマートフォン等を予め登録します。その登録した機器からでしかログインができなくなります。
IPアドレス制限
インターネットの各回線には、IPアドレスと言われる番号が定めれています。わかりやすく言えば、IPアドレスとは住所のようなものです。
事前に銀行のホームページにログインして許可するIPアドレスを登録しておきます。
振り込み手続き時に銀行側がホームページ閲覧者のIPアドレスを確認することで、登録しているIPアドレスと照らし合わせて本人確認をする方法です。
IPアドレスが異なればエラーとなり、振り込みはできません。
ただし、IPアドレスはインターネット接続時に毎回変わるネット回線もあるため、この方法は使いにくい場合もあります。
メールアドレスを利用したワンタイム認証
メールアドレス利用のワンタイム認証とは、ログイン(振り込み手続き)を行うときに、予め登録しておいたメールアドレス宛に一回限りのパスワードが発行され、そのパスワードを入力する方法です。
メールアドレスは、「hotmail(ホットメール)」や「Gmail(ジーメール)」等のフリーメールだとセキュリティが低いのであまりおすすめできません。「ドコモ」「au」「ソフトバンク」等のキャリアメールアドレスが適しています。
アプリを利用した2段階承認
アプリを利用した2段階承認とは、予めスマートフォン等に銀行が指定するアプリをダウンロードしておき、ログイン(振り込み手続き)時にアプリを開いて「ログイン(振り込み)承認」等のボタンを押すことで始めて確定する方法です。
ただし、利用はアプリのダウンロードができるスマートフォン等を持っている方に限られます。
また、特に難しくはありませんが、最低限アプリのダウンロードと画面操作ができることも必要です。
セキュリティカード認証
英数字が表に並んでいる個人ごとに異なったカードが事前に(口座開設時など)郵送されます。
ネット上でログイン(振り込み手続き)をするときに、そのカードを見ながら表の特定部分の英数字の入力を求められる方法です。
ログイン(振り込み手続き)をするたびに表から指定される特定部分は異なります。
セキュリティカードを保管する面倒はありますが、メールアドレスを持っていない、スマートフォン等も持っていない場合には大変便利です。
パスワードを表示する機械の利用
上記セキュリティカード認証に近いのですが、予めカードが送られてくるのではなく、パスワードを表示する小さな機械が送られてきます。
ログイン(振り込み手続き)時には、その機械にランダムに表示されるパスワードを入力する方法です。
こちらも同様に、パスワード用機械を保管する手間と破損や紛失等にはお金を払って購入することになってしまいますが、メールアドレスやスマートフォン等を持っていない場合には大変便利です。
ポイント2.多くのFX会社で利用できる
FX口座を一つしか持たない場合は全く気にしなくて良いのですが、私のように複数持っており(私は現在7つ)、相場やトレード方法等によって使い分ける場合には重視したいポイントです。
「クイック入金」は、どの銀行からも振り込み可能ではありません。FX会社ごとに利用可能な銀行が決まっています。
つまり、FX口座を複数持っているとそれぞれのFX会社で利用できる銀行口座を開設しなければならず、あまり考えずに開設してしまうと銀行口座をたくさん持たなければなりません。
FX口座の数も多いのに、加えて銀行口座の数の分だけさらに管理が大変になります。
FX口座を複数持つ場合には、共通して利用できる銀行口座を持つと大変便利で楽です。
ポイント3.銀行間の振り込み時(資金移動)に手数料無料(ただし回数制限あり)
一つの銀行口座で、所持するすべてのFX口座のへクイック入金が可能なら、銀行から銀行への振り込み(資金移動)は必要ないため何も考えなくてよいのですが、複数の銀行口座を持つ場合には、どうしても振り込み(資金移動)が必要となります。
振り込み(資金移動)のたびに手数料を払うのはもったいないです。
銀行によっては、「光熱費引き落としや給料振り込みに指定すれば月に〇回無料」や、「特定のサービスを利用すれば月に〇回無料」など独自のサービスがありますので、うまく利用しましょう。
「住信SBIネット銀行」「楽天銀行」はかなりおすすめ
ずばり、銀行選びのポイントとしてあげた以下3点をすべて満たしているからです。
- セキュリティが高い
- 多くのFX会社で利用できる
- 銀行から銀行への振り込み時(資金移動)には手数料無料(回数制限はある)
以前、多くのFX会社のホームページを開いて、クイック入金可能な全ての銀行口座を紙に書きだして調べたことがあります(かなり時間もかかって大変でしたが・・・)。
私的には、「住信SBIネット銀行」「楽天銀行」は同順位でどちらも一位です。
強くお勧めできます。
「ゆうちょ銀行」も良いが他行宛は振り込み手数料がかかる
「ゆうちょ銀行」もかなり良いです。
「住信SBIネット銀行」「楽天銀行」は聞いたことがない人も多く、少し不安を感じるかもしれません。
しかし、「ゆうちょ銀行」は世間での知名度がダントツに高いため、安心感もあるでしょう。
インターネットでの銀行取引には不安でも、ゆうちょ銀行ならやってみようと思える方もいるでしょう。
セキュリティも高く、どのFX会社のクイック入金にも対応していると思います。
しかし、当記事を作成時点では、他行宛の振り込みには手数料がかかります。
大変おしいです。
おわりに
FXの「クイック入金」の内容と、クイック入金におすすめの銀行をお話ししました。
銀行選びはトレードそのものとはすこし外れた内容ですが、私自身が過去に大変迷い困った経緯もあったため、ブログを読んで頂いた方に役立つよう長文で詳しく書いてみました。
私なりの銀行選びのポイントを3つあげましたが、人によっては他の部分を優先したいこともあるでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。
≫SBIネオモバイル証券
1株から取引したい方におすすめ。少額なら取引コストも安い。
日常で貯まったTポイントも使える。
≫SBI証券
本気で取引したい方におすすめ。格安の手数料。
取扱商品が多く投資情報も豊富。ネット証券業界大手。