FXに興味はあるが、不安が強かったり失敗が怖くて一歩が踏み出せない方も多いと思います。そのような方へ向けて、FXを始めるタイミングついてお話しします。
タイトルの通り、「行動するのは今!」です。
私がFXを始めた理由とタイミング
FXを始めたとき、私は非常勤職員として仕事をしていました。勤務時間も一日6時間ぐらいだったと思います。正社員と比べると少し短い時間で、時給は1000~1200円程度でした。
非常勤のため当然ボーナスはありません。職場まで車を運転して片道50分程度の時間をかけて通勤していました。交通費の支給はなくガソリン代は自腹です。
自分の車は持っていなかったため、親が仕事で使う車を毎日借りてガソリン代は親に支払ってもらっていました。
1年目の給料は、税引き後の手取りで9~10万円程度だったと思います。実家暮らしだったため家賃はかかりませんでした。また、親に食費等も渡していませんでした。
将来の不安から「貯金をしたかった」というのが正直なところです。
非常勤ですが私は満足していました。
それまでコンビニや塾等でのアルバイトのみの職歴だったこともあり、そろそろ正社員になろうと思って求人に応募しても合格しないことが続いており、やっと採用されたのがこの非常勤職だったからです。
今までのアルバイトよりも時給は高く、専門職としての採用のため経験を積めば将来どこかの会社で正社員になれる可能性があると思っていました。
アルバイトの立場(フリーター)よりも一歩進んだ、と感じていました。
仕事は楽しかったのですが、ただ、将来の不安は常にありました。非常勤の契約期間である3年間を過ぎるとどうなってしまうのだろうと不安でした。考えすぎると将来の不安でたまらなくなり心臓の鼓動が激しくなるので、あまり考えないようにしていました。
決して過剰な表現ではありません。
しかし、「将来から逃げていた」とも言えます。
ただ、心のどこかでは「このままではマズい。駄目だ。」と常に考えている自分がいました。
本当に不安でした。
- 3年間の契約期間が終了しても正社員になれるか分からない不安
- フリーターに戻ってしまったら低賃金での貧困生活となる
- 低賃金では結婚もできないだろう
- 正社員になれたとしても、倒産・解雇等になる可能性もある
- 正社員の職場がストレスだったとしても、生活費のため我慢して一生働く必要がある
そんなとき、FXがテレビやインターネットでも紹介され、FX会社が取り上げられるなどブームになっていました。最近だと「仮想通貨」みたいなものです。
私は慎重で時間をかけて判断するタイプ(優柔不断とも言えますが)なので、本当に悩みました。そして、私が考えた結論はこうでした。
将来正社員になれるか、フリーターで一生過ごすか、どうなるかは分からない。とにかく今の非常勤の仕事を一生懸命やって正社員を目指してみる。
ただ、正社員になれたとしても職場の人間関係等のストレスが強かったら、精神的に病気になる前には退職したい。
そのため、収入を正社員やアルバイトだけの一つに絞るのはリスクが高い。収入先を増やそう。FXからの収入もあれば仕事を退職しても生活できるかもしれない。
FXでうまく稼げれば、時間労働をする必要は無くなりもっと自由に生きることができるだろう。
また、時間労働は自分の時間と給料との交換のため収入額に天井があるが、投資ならもっと上を目指せる。
このような理由で、FXを始めようと決心しました。
投資なら株でも良かったのかもしれませんが、FXにした理由は
- レバレッジを使って手元の資金が少なくても始めやすい
- スワップポイントという一日ごとに金利のようなものが貰える
- 手数料がかなり安い
ことが決め手でした。
トレードしながら勉強したほうが上達が早い
昔の私に伝えたいことでもありますが、FXを始めようと思ったら早く始めたほうが良いです。
本やブログ等でしっかり調べて時間をかけて考えからFXを始めたくなりますが、ある程度仕組みやトレード方法がイメージ出来たら、FX口座を開設してトレードしたほうがはるかに勉強になり上達も早いと思います。
トレード前の準備段階で70~80%程度分かれば十分と思います。
特にトレード方法・手法については、詳しく勉強する必要はないと思います。
トレード方法・手法は数多くのやり方があり、儲けている方の真似をしても自身も儲けれるとは限らないからです。
通貨売買の判断はその時の相場状況に応じて毎回異なり、トレードごとに自身で判断する必要があります。過去のトレードは、あくまで参考にしかなりません。
この通貨売買を行うタイミングの判断能力は、トレードしながら身に着けていくしかないと思います。
従って、基礎を勉強したら早くトレードを始めたほうがよく、トレード手法については「スキャルピング(超短期売買)」「デイトレード(短期売買)」「スイングトレード(数週間程度の売買)」「中長期投資」「スワップポイント目的のトレード」が分かれば良いでしょう。
その後は、トレードしながら基礎本を読み返したり、チャートの種類を学んだり、他人の手法の真似や上記の手法を試したりと試行錯誤して、FXを勉強していきましょう。
不安があるのは当然、損も受け入れる気持ちで
いざFXを始めようと思っても「損するかもしれない」と、トレードにどうしても不安があると思います。
収入が多かったり預貯金に余裕があればまだ不安感は少ないと思いますが、少ない収入からFXのためにコツコツと資金を貯めていたらどうでしょうか。
数万円あるいは数千円の損失でもかなりショックだと思います。
私もそうでした。トレードを始めた時期は、数百円でも気持ちは落ち込み気味、5000円程度の損失となるとレートが気になって仕方がなく、寝不足気味でした。
しかし、これは当たり前の反応です。
FXに限らず、新しいことを始めるのは勇気が必要です。私は、初心者はコツを掴むまでは勝てないと思っているので、数年間は赤字が積み重なると考えておくべきです。
リターンがある一方でリスクもあるのが投資なのです。
最初は損から始まり、負けた理由を真剣に考えることで次第に上達していくはずです。そのため、損することを受け入れることから始まると思っています。
FX軍資金を貯め、本やブログで基礎知識を学ぶ
最初はFX軍資金を必死に貯める
まずはFXで運用する資金を貯めましょう。もともと節約派で自然とお金が貯まる人は良いのですが、給料を全部使ってしまう人は生活すべてを見直す必要あるでしょう。
貯金ができない理由を「収入が低いから」という人は、残念ながら今後も貯金はできないかもしれません。
貯金ができる人は、収入が低くても少額ずつでも貯金ができます。
逆に貯金ができない人は、収入が高くても結局は欲しいものを買ったり、贅沢をして貯金できません。
そして「お金がない」と言います。
このような人を私はたくさん見てきました。
貯金ができない人は、必死で考えないと無理でしょう。
間違っても借金してFX軍資金を作らないようにしましょう。
事前にFX軍資金をいくら準備したら良いかについては、以下のリンク先ページに記載しています。ご参考下さい。
貯金と並行して本やブログ等で勉強する
FXの資金はすぐには貯まりません。
お勧めは資金を貯めながら、並行してFXの勉強をすることです。
まずは本屋で初心者向けの基礎的な本を買いましょう。FXの仕組みからチャート説明もある分かりやすい本が良いでしょう。
また、儲かっていそうな方のブログを読むのも良いです。トレードのヒントになるはずです。
余力を残した金額で少額からトレードを始める
初心者のうちは、最初はたまたま運では勝てたとしても、繰り返しトレードを行ううちに次第に損失が増えていくと思います。
「儲からないからもうFXを辞める」というのももちろんありです。早めの退場はそれ以上の損失を防ぐからです。
しかし、本当にFXで儲けたいのなら負けても続けることが大事です。一回のトレードを大切にして、「エントリーのタイミングは良かったのか」「売却の判断は正しかったのか」などしっかり考えて次のトレードに生かすようにします。
そうすると、いろいろなやり方に気づいたり自分にあった方法が見つかりやすくなります。
勝つためにはとにかくトレードを続けて経験を得ることです。そのためには、負け続けてもトレードを続けられる資金が必要です。
資金が少なくても少額のトレードから始めることで、負けても少額の損となり、トレードが続けられます。資金に余裕があっても無理しないようにしましょう。
おわりに
私がFXを始めたタイミングも参考にあげてお話ししました。
過去の経験から、勉強すること(インプット)よりもトレードして経験を積むこと(アウトプット)が大事と思っています。
そして、トレードで失敗してしまったら、その理由をしっかりと振り返り、次回のトレードへ活かしてゆくサイクルを続けます。
デモトレードや、少額から始められるFX会社もありますので悩みすぎずにFXを始めてみませんか。
これからFXトレードを始めてみようと思っても、FX業者の口座にもそれぞれ特徴があるため、どのポイントを優先したらよいだろうかと口座選びには苦労すると思います。
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